「ジュエリーのこれから」展2021出品作品のうち、チェンジャブル簪チャームの販売を予定していて、現在誠意準備中です。

なぜ他の商品と比べて販売開始までに時間がかかっているかというと、単に現品をお出しするのではなく、組み合わせるビーズはもちろん、透胎七宝の使用釉薬をお客様にお選びいただけるよう、セミオーダーでお出しするために、色々と準備しているからです。

簪チャーム用七宝胎（胎：七宝焼の枠）を作成する際、最初からセミオーダーを視野に入れて、自分でデザインを考え自分でワックスを削って原型を作り、銀での鋳造に出して型取りし複製できるようにしております。

釉薬の色見本のための見本胎は、通常の七宝焼と透胎七宝の両方の見本になるよう、1つの見本胎に同じ釉薬を底のあるなしで並べて焼き付けることにしましたが、そんな都合の良い胎は市販品を見つけられなかったので、こちらも自分で形状を考え自分でワックスを削って原型を作り、銀での鋳造に出して型取りし複製した、オリジナル品です。

お選びいただける予定の七宝釉薬は透明釉薬・半透明釉薬合わせて30色近くご用意しておりまして、それぞれの釉薬ごとに1つの見本胎に底のあるなしで並べて焼き付けるには、通常の透胎七宝よりも手順を少し考えないと両方同時に仕上がらないため、数×手間で少々苦戦中です。

また、組み合わせるビーズですが、色の美しさはもちろん、チャームと合わせるための形と大きさのバランス、髪飾りとして使うことを考慮した耐久性、お値段設定など、こちらにつきましても考えることが多くて悩み中です。

以上、まだまだ販売開始までお時間を頂戴いたしますが、もう少しお待ちいただけますと幸いです。

なお、簪チャーム販売開始時は、前々から企画を温めていました、JHD&Cさま（ヘアドネーションのNPO）へのチャリティーのご案内を予定しておりますこと、事前にお知らせいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。