2021/09/21 16:24
およそ3年ぶりに髪を切って、切った髪をヘアドネーションに送りました。
ヘアドネーションとは直訳すると髪の毛の寄付。寄付された髪の毛を使って医療用ウィッグを作成し、主に子供の患者さんに提供するボランティア活動です。
↓この件でのSNS投稿です。(3つとも同じ内容ですが、お使いのSNSに応じてどうぞ)
美容院がどうしても苦手で髪をなるべく切りに行かないついでに、ある程度伸ばしてはバッサリ切って、切った髪をヘアドネーションしています。日本にヘアドネーション団体ができる前からアメリカの団体に送って以来、もう18年ほど続けています。
いつもは2年おき程度で髪を切って送っているのですが、転居と第1回目の緊急事態宣言が重なり、懇意にしていたJHD&C賛同サロンから離れた上に外出を控えるようになったので、自己最長記録を更新しながら伸ばし続けていました。結局、膝裏近くまで伸びました。
今回、ワクチン2回接種後2週間以上経過して、そろそろ繁華街へ行く対面接客の用事をせめて1つだけ消化しよう、と、切りに行きました。
今回お世話になったのは、JHD&C賛同サロンである天神のtwigさん。賛同サロンではないところでこちらから切り方を説明しながらお願いしたことも何度もあるので、賛同サロンだとこちらから説明するよりもよくわかっていただいてるので気が楽で助かります。感染症対策も万全で対応いただきました。
地下鉄で行ったのですが、あまりの久しぶりの天神の上に、地上に出ると方向が混乱するのをすっかり忘れていて、おまけに地図アプリに全く逆方向に道案内されて、予約時間に遅刻してしまい、大変申し訳なかったです。
ド近眼ド乱視に老眼が入ってるもので、メガネがないと何も見えなかろうと、シャンプー以外はメガネをかけたままでのカットをご提案いただきました。髪を切る時はメガネは外さないとダメだとばかり思ってたので意外でした。技術があるとメガネをかけたままでカットできるんですね。
それと、渡された雑誌が、紙媒体ではなくタブレットだったのが、時代だなあと思いました。
無事にドネーションカット完了しました。ありがとうございました。
JHD&Cさんの提供する、JIS規格医療用フルウィッグ作成に必要な毛髪の長さは、31cm以上です。工場で所定の処理をしてキューティクルを取り除いた毛髪を、一端から15cmのところで折り返してウィッグの地肌に植え付けるためです。31cmの毛髪を使うと実質15cmのショートヘアウィッグになります。
今回切った髪束は最長60cmを超えました。このくらいあったらロングヘアウィッグに使えますね。(3年で60cmは計算が合わない、とお思いの方もおられるかもしれません。私は髪が伸びるのが他の人よりもやたら早いのです。)
そして、普段の抜け毛も集めて根本から揃えれば、ウィッグ用に使えると、半年前に知って、31cm以上ありそうなものを選んで抜け毛も集めていました。抜け毛の毛束は最長80cmを超えました。これをオマケにつけました。抜け毛も使えるともう少し早く知ってたら、というのが、ちょっとだけ後悔です。
ボランティアによる無償提供のウィッグだからといって髪型を選べないのは悲しいので、選択肢を増やせるよう、なるべく長い髪を提供できてホッとしてます。気持ちが上がると病気の治療にもいい効果が期待できますしね。
現在、ドネーションヘアの送付は、美容室経由ではなくすべて個人から個別に送ることになっています。
そして今回は、これまでと追加してやりたいことがもう1つありました。それは、ドネーションヘアの送り先を、JHD&Cさん直接ではなく、ドネーションヘアの仕分け業務連携先である和歌山刑務所内の白百合美容室に。正確には和歌山市社会福祉協議会経由で。受刑者の皆さんの社会復帰のお役に立てれば幸いです。なお、刑務所内の美容室ということで、ドネーションヘアの送付方法に少し特殊な決まりがありますので、ご興味を持たれた方はJHD&Cさんのサイトの説明をよくご確認ください。
ではでは、白百合美容室、中国の毛髪処理工場、アデランスのタイのウィッグ製作工場を経由して、レシピエントの元に行ってらっしゃい!
そしてもう1つ大事なことがあります。毛髪を加工してウィッグにするためには加工費用が発生します。1体のウィッグの作成で、必要な毛髪は50人分、必要な費用はおよそ15万円といわれております。チャリティグッズの購入や、直接の募金など、毛髪を提供する以外にも経済的支援という方法がある、ということを、是非知ってください。
最後になりましたが、弊店の商品で、Yahoo基金の「募金額と同額を上乗せして募金」形式でJHD&Cさんへの募金を任意でご提案しているものが、以下のかんざしチャームです。この年末に今回のヘアドネーション分のいつもの募金をする予定ですが、そこに、ご賛同いただきました分+ご賛同と同額追加分を上乗せして、募金いたします。なお、寄付なしでの販売でも全く問題ありませんし、わざわざこんな怪しい店主を介すくらいなら直接募金するでも構いません。こういうボランティアもある、というお知らせになりましたら幸いです。